独立プロ名画保存会

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「独立プロ」映画とは

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伊藤武郎     松本酉三    水木洋子   山本薩夫    岩崎昶     亀井文夫

 

アジアの人々や自国民を深く傷つけた太平洋戦争。長く悲惨な時代が終わって、新しい憲法のもと

「国民主権・平和主義・民主主義」が一番大切と叫び大手企業に頼らず、自らの力で映画を造ったのが

「独立プロ」映画です。

その出発点にいたのが、上の写真の面々。

山本薩夫監督、今井正監督を中心とした、独立プロ映画のスタッフ・俳優たち。

資金や機材はなくても、才能と情熱だけは負けないと、名作映画を生みだしました。

 

    

※映画「浮草日記」より  (中央は主演:東野英治郎)

 

「独立プロ」映画の歴史

1945年夏、15年続いた「アジア太平洋戦争」の敗戦は、「日本国憲法」と「民主主義」という、新しい時代のはじまりでした。

映画界にも、その波は打ちよせ、「映画の民主化」と「労働のありかた」をめぐって各映画会社でも闘われました。特に、東宝撮影所(東宝争議)は激しく、東宝を解雇された人々や、レットパージによって映画会社から追放された人々が、「独立プロダクション」を起こし、企業に頼らず自分たちの作りたい映画、人々が望む映画づくりを始めました。苦労は承知の上で‥‥!

「独立プロ」映画の第一作は、東宝争議の解決金をもとにつくられた、『暴力の街』(山本薩夫監督 1950年)で、その後次々と、労働組合、民主団体、劇団などと共に、人々のカンパも集めながら、たくさんの映画作品が創られました。

今も、これらの作品は少しも色あせず、作品の質はもとより、映画を見た人たちが、勇気をもらい、人生について考え、明日への希望を見出し、生き方も変えるほどの影響をもったということは、映画の持つ力の大きさを感じさせます。また、戦後の労働運動、平和運動、民主運動に与えた影響もはかりしれません。

そこには、今、私たちが直面する政治の腐敗、教育の問題、社会の問題、戦争と平和の問題が、常に弱者の立場で描かれてます。まじめに一生懸命に働く人々、差別され、虐げられ苦しんでいる人たちの声を聞き、それを映画にしたからこそ、多くの人に支えられ、素晴らしい映画が完成したのだと思います。

 

   

「女ひとり大地を行く」        「荷車の歌」          「真空地帯」

     

伊藤武郎プロデューサー        山本薩夫監督            今井正監督

 

家城巳代治監督  (映画「姉妹」より)

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